ブレイク スルー 。
 壁を破れ。

人類の発展は、ブレイクスルーの歴史でもある。
IT産業を興したアメリカの社長達が、ノーベル賞と違った賞を創り、山中教授に・・・。

ブレイク スルー。 壁を破れ!
これは簡単なようで、言う事は簡単であるが、恐らく人間最も難しいことかも知れない。
過去の常識に囚われ、ガンジンガラメ。
固定観念に己を縛る。
更に、組織に属すれば・・・組織拘束が待っている。
更に、組織には、どんな組織にも大御所、権威者がいる!
そういう人が・・・壁になっていることもある。
こういう場合は、人間一人で生きてゆけないから・・・タイヘン。

ラン界のブレイク スルーの大発明は全て外国人である!
親株有菌播種法のドミニー博士。
無菌培養にナドソン博士。
メリクロンのモレル博士。
この3大ブレイクスルーの大発明で、今日のラン界の発展があるのであるが、
日本発のブレイクスルーは、これまで残念ながらなかった!

SUGOI-neは、4番目のブレイクスルーの大発明である。
ラン菌が生息しているコンポストは、荒廃したラン自生地を再生できるからである。
生態系栽培が出来るからである。
この理論は、ラン科植物のみでなく、地球の陸上に自生する植物に共通するもの。

ラン科植物は多年草である。
植物は移動できない。
芽生えた場所で永年生き続けなければならない運命を背負っている。
自生地。
その場所は、その植物にとって、人間など関係なしに、永年生きることが出来る・・・
生態系が構築されている。
自生地に視察に行けば・・・このことが思い知らされる。
人間が地球に生まれる前から・・・蘭の自生地の森は・・・・そこにあった!
新参者の人間が・・・新種発見・・・と騒いで・・・へんてこな名前をかってに付けているが・・・・
ランからみれば・・・モンキーオーキッド????
とんでもないことであろう。

日本のラン界。
この数十年・・・・壁を破るようなものが生まれなかった。
これまでのラン栽培は・・・・・
ほとんど栽培技術である。
栽培理論ではない!!!
パフィオは・・・こうする。
カトレアは・・・植える。
デンドロは・・・こう潅水する。
つまり、ラン科植物に共通するものを把握しないで・・・・枝葉末節な栽培技術に終始してきた。
つまり菌根植物であるという根本が削除されてきた。
だから・・・・いろいろな肥料が販売されている!
菌根植物に・・・本当に適した肥料???
本当に・・・そういう視点で開発されたラン用肥料なのか???・
SUGOI-neで植えてみると・・・そういう疑問が出てくる。
自生地では・・・そんな肥料の含んだ雨は降らない!
そういうことである。
こんなところにも常識という壁が存在している。
宣伝というのは・・・コワイ。
いつの間にか、植物は肥料で作る!
こういう常識が定着する。
これがテレビの講座で流れれば・・・・テレビが権威者になる!
本当は、植物栽培は・・・自生地が権威者で中央なのであるが・・・・。
蘭展で講習会しているが・・・あまりにテレビに毒されている。
この壁を打ち壊すのに・・・あまりに安直な栽培法が流布してしまった!

メリクロンによる大量生産、大量消費・・・農業に見られるような、
蘭の産地化は、これ以上発展できないところまで成熟した。
一方で・・・原種ブームを仕掛け、珍種、変種を経済大国の力で、
集めに集め・・・・19世紀、20世紀初頭に英国のように行なってきた。
しかし、根本のランは多年草であり、ラン菌と共生して生きる菌根植物であるという根本を、
削除した栽培を行なってきたから、必然的に衰弱、枯れるラン栽培が普及した。

そして、日本経済は、約20年にわたってデフレ経済である。
安売り競争の経済である。
この中で利益を伸ばしたのが・・・ユニクロとニトリの経営。
花の市場もこの経営を余儀なくされ、ランの市場価格は20年下がりつづけた。
高価な原種も・・・売れない時代になり・・・・
珍しい原種も枯渇。
つまり原種では・・・ブレイクスルー・・・壁を破ることは出来ない!
なぜ・・・・
答えは簡単である。
新種発見では特許は取れないからである。
新しい原種の新発見!
そう自然博物学では評価しても、それは、過去の地球が生んだランに過ぎないからである。
前から、自生地で生きていたが・・・人間様が発見出来なかったに過ぎないものだからである。
そういうランを蘭展で展示しても・・・それは人寄せパンダ。
壁を破る・・・そういうものではない。

日本のラン界は、これからどんな理念、価値観を創って繁栄につなげるのか。
これまでのような、他の国の山のランを・・・作って満足では・・・たいしたことはない。
消費・・・されるラン栽培での経営は・・・本当にカネが儲かるのか???
こう考えると・・・ラン界には、過去に経験したことのない・・・問題がのしかかっている。
どんな趣味の世界、ビジネスモデルを創るのか・・・・
それには、現在の閉塞した壁を・・・先ず破らなければならないが・・・・。



SUGOI-ne。
ブレイクスルーの大発明である。
ラン栽培で難しかったものが・・・・普通になる!
壁を破れ・・・というのは・・・こういうことである。

ところが、ラン界という村社会は面白いもので、誰でも作れるようになるのが面白くない!
そういう人もいる。
大鉢つくりが無造作に出来るのは・・・面白くない。
そういう・・・人がいる。
人間の脳には・・・他人より自分が優れている!
そういう考えがインプットされているという。
ラン作りの人達というのは、この脳に支配されている業界なのかも知れない。

でも、ブレイク スルー出来る人は、本当は・・・100年に何人いるのだろうか。
ほとんど・・・小さな自己満足。


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kouza 1hc

山中教授にブエイク スルー賞    
         
 驚きが・・・・普通になる・・・発明
           SUGOI-neで大鉢のランが・・・無造作に作れる。
          「壁を破れ」・・・・。
            ラン界を発展させるにはこれしかない